手足はそれなりに細いのに、「ぽっこりお腹が気になる!」なんて人もいるのではないでしょうか?
それメタボかもしれません!
メタボ(メタボリックシンドローム)とは、運動不足や肥満などが原因となる生活習慣病の前段階の状態です。
スタイルの良し悪しだけではなく、健康にも関係するメタボ。
今回はメタボの対策を紹介したいと思います。
メタボはどうして危険?
メタボリックシンドロームはただ太っているだけではなく、内臓に脂肪が蓄積した状態をメタボリックシンドロームと呼びます。
メタボの人は、そうでない人と比べて、2型糖尿病になるリスクは約3倍、心血管疾患をおこしたりそれにより死亡するリスクは約3倍になるといわれています。
体調の不調などの自覚症状がないこともあるので、あまり危険だと思わず過ごしてしまうと、非アルコール性脂肪肝、高尿酸血症、腎臓病、睡眠時無呼吸症候群といった病気にもつながってしまいます。
放置してよい状態ではないので、適切な運動や食事療法による体重、血圧、血中脂質、血糖値の管理を行うことが必要です。
メタボ対策に運動をしよう!
メタボの対策として、まず実践すべき事は運動です。
運動不足の場合、メタボになる可能性が高くなります。
メタボは内臓脂肪の蓄積で起きる症状です。
内臓脂肪は、食事量を減らすだけでは減少せず、運動による効果の方が高いと言われています。
でも仕事で時間が取れなかったり、天候に左右されて外で運動ができずやる気が持続しないなど、運動を習慣にするのは少しハードルが高いと思う人も多いと思います。
メタボ対策にいい運動で効果的なのはウォーキングやジョギングの他、縄跳びやダンベル運動といったものですが、自宅で簡単にできる運動でも十分に運動不足の解消ができてメタボの対策になります。
日常生活でできる運動
主婦の人向けなもの
・家事の回数を増やす
・買い物なども用事は自転車を活用する
・テレビをみながら筋トレやストレッチ
仕事で運動時間が取れない人向けなもの
・ひと駅ぶん歩いて通勤、車の人は駐車場の遠いところに停める。
・仕事の合間にストレッチ
オフィスでできる腹筋運動
①キャスターの付いていないイスで、できれば壁に付けるなどして安定感を保ってください。
基本姿勢は、浅く腰掛けてください。
②イスに浅く腰掛け、下腹に力を入れながら、ゆっくりと足を交互に10回ずつ3セット。
腰は反らないように気をつけてください。
③下半身を正面に向けたまま、おへそから身体を左右にゆっくりとひねります。
反動は使わないようにしてください。
その他
・呼吸の仕方を意識して腹筋を使う方法
鼻から息を吸い、鼻から吐くときにお腹に力を入れてグッと凹ませます。
リズム良く、10回連続で行ってください!
・姿勢を意識して
肩甲骨を少し寄せるようにし、尾てい骨を下に向けるようにして立つだけでも腹筋に効果があります。
まとめ
いかがだったでしょうか?日常生活で体を動かす事を意識すると1日の消費エネルギーが増えるので、血糖や脂質などが燃焼されて内臓脂肪が減りやすくなります。
普段、あまり運動をしていなかった人は、コンディションがよくなって活動量が上がることもあります。
ウォーキングの時間を夕飯の後に設定し、近所を軽く一回りしているというのも有効です。
スタートしたばかりの時はウォーキングで、だんだんとスピードを早めてジョギングにすれば、消費カロリー量も多くなります。
ジョギングまでは出来ないという人には、自転車によるサイクリングもおすすめです。
自転車であれば、体に負担をかけることも少ないので、足腰に不安がある人でも安心してはじめられますね。
運動をする時間を確保しづらいという方も最近は多いですが、だからといって体調管理をなおざりにしていては大変なことになってしまうので、できることからコツコツとしていきましょう!