もともと女性に多い「貧血」や「めまい」ですが、出産して子どもに授乳している母親はさらになりやすいと知っていますか?
産後は、出産の疲れからまだ回復していない体調面でのストレスと、慣れない赤ちゃんのお世話をする緊張や睡眠不足の精神的なストレスがあります。
それに加えて体内では血液から母乳を作ります。
貧血の原因となる鉄分が、授乳によって赤ちゃんに送られてしまいます。
そうすると、どうしても母親の血液が足らなくなって、貧血になるというパターンが多いのです。
ここでは授乳中の貧血にオススメなサプリメントを紹介したいと思います。
授乳中のサプリメントは安全?
妊娠中から母親になる人たちは雑誌や病院からの情報で、自分が食べたものが子どもの栄養になると目にしていますよね。
そのため食事の内容にも気を配っていて、授乳中にサプリメントなどの加工された食品を摂取しても安全なのかな?大丈夫かな?と心配になると思います。
授乳中でも飲めるサプリメントは意外に多く販売されています。
パッケージや注意事項の欄に授乳中OKと記載がされていますが、心配な場合は、販売元のメーカーさんのHPのよくある質問でも確認できると思います。(ない場合は問合せでしてみましょう。)
オススメのサプリメント
出産して授乳している時は、ビタミンBや、鉄分を含んでいるサプリメントが効果的です。
葉酸
妊娠前、妊娠初期の女性に推奨されているのでよく耳にする葉酸のサプリメントは、貧血の症状に対しても葉酸は高い効果が期待できます。
ビタミンBの一種である葉酸は、お腹の子供が健全に成長するために必要な栄養素であると同時に、血液をつくるために必要な栄養素です。
葉酸は水溶性のビタミンで、貧血を予防したりたんぱく質や核酸の合成にも働き、乳児にも重要であるといわれています。
また体内の蓄積性が低いため、毎日摂取することを心がけましょう。
鉄分
妊娠・授乳期は特に不足しがちな栄養素で、鉄分は血液作りに欠かせないミネラル。
なお、鉄分は単品では効率良く摂取できず、ビタミンCや銅、亜鉛、動物性タンパク質などと一緒にとることで体内にきちんと吸収されます。
まとめ
いかがだったでしょうか?たくさんのサプリを飲むのは大変ですが、必要な成分だけを選択して利用する場合には、サプリメントはとても便利なものです。
食事内容を見直す余裕が無い方には、サプリメントなら手間を掛けることなく、効率よく栄養を摂取できるのでおすすめです。
鉄と葉酸、鉄とビタミンBのように、いくつかの栄養成分を組み合わせた商品も販売されています。
貧血症状がよく出るという人は、自分にはどんな栄養素が足りないかを踏まえた上で、鉄分+αのサプリメントを使うのがおすすめです。
健康な体を維持するために必要な栄養成分を食事だけで補い切れないのであれば、赤ちゃんのためにもサプリメントの利用を考えてみてはいかがでしょうか。