老化を進行させると言われている「酸化」。
リンゴを切ると表面が茶色に変色してしまうのが「酸化」です。
この酸化が私たちの身体でも起こっているのです。この「酸化」が身体で起こると老化や病気の一因になるそうです。
アンチエイジングに大切な「抗酸化作用」についてご紹介いたします。
抗酸化作用と活性酸素
抗酸化作用を知る前に大切な「活性酸素」を知っておきましょう。
活性酸素という言葉を耳にしたことはありますか?
私たちは呼吸をして生きていますが、体に取り込まれた酸素の一部は別の分子と結びついて高い酸化力を持つ「活性酸素」となります。
私たちの身体は日々老化していきますが、この活性酸素により細胞がサビることによって起こる現象なのです。
つまり活性酸素を蓄積することで身体がサビて老化していくのです。
しかしながら、呼吸することだけでも発生するということは活性酸素は日々発生しているということです。
その他にも活性酸素が発生しやすい原因とは何なのでしょうか?
活性酸素が発生する原因
そもそも活性酸素は呼吸の他にどういった場合に発生するのでしょうか?
1つ目は喫煙時です。
喫煙は抗酸化作用に必要なビタミンCも破壊してしまいます。
2つ目は紫外線です。
紫外線に当たると皮膚細胞でも活性酸素が発生します。
紫外線対策を心がけましょう。
3つ目は強いストレスです。
強いストレスを感じると活性酸素が発生します。
ストレスを感じやすい方や溜めやすい方は注意が必要です。
4つ目は激しい運動です。
激しい運動は呼吸量が増える為に活性酸素が生まれやすくなります。
その他にも原因はありますが、ちょっと気を付けるだけでも活性酸素が増えるのをふせぐことができます。
活性酸素を抑えよう
身体をサビさせないためには酸化を抑える必要があります。
抗酸化作用のある栄養素を普段の食事に取り入れてみましょう。
カロテノイド
カロテノイドとは動植物に広く存在する黄色または赤色の色素のことです。
そのために緑黄色野菜など濃い色に多く含まれる成分です。
カロテノイドはカロテン類とキサントフィル類の2種類に分けることができます。
カロテノイドの中でもキサントフィル酸が特に強い抗酸化力を持つため、キサントフィル酸を豊富に含む赤パプリカがおすすめです。
ビタミンC
ビタミンCはコラーゲンの生成に必須の化合物ですが、最近は抗酸化作用からも注目されています。
ビタミンCは水に溶けやすいので生で食べるのがおすすめです。
ビタミンCを多く含む食品は緑黄色野菜やフルーツです。
その他にもビタミンE・ポリフェノール・ミネラル類も抗酸化作用があります。まんべんなく摂取できるような食事を心がけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
身体のサビは老化や病気の原因と言われています。
しかしながら活性酸素は生きていくうえで必ず発生してしまうので、上手く付き合っていく必要があります。
貯め込め過ぎず、抗酸化作用のある食品を摂りながら体のサビをケアして美肌と健康を維持していきましょう。