肌の老化の80%は、日常紫外線によるものだとご存知でしたか?
いくらシワ、たるみ対策をしても、日光を浴びてしまえば、日ごろの努力がリセットされてしまいます。
今回は、絶対に日焼けしたくないあなたへ、日焼け止めについての基礎知識をご紹介いたします。
日焼け止めについて熟知しておけば、周囲の友人たちよりも、紫外線対策で一歩も二歩もリードできることでしょう。
◎日焼け止めを塗る時間
日焼け止め対策としてまず思い浮かぶのは、日焼け止めを塗るということではないでしょうか。
「そんなの当然じゃない。今更言われるまでもないわ」と感じるかもしれませんね。
しかし日焼け止めを間違って使っている方は、とても多いのです。
「肌に塗ったらすぐに紫外線防止効果が」なんて思っていませんか。
実は日焼け止めがその効果を発揮するのは、「肌に塗ってから20分後」が目安です。
つまり外出の直前にササッと塗ったとしても、直後に日を浴びてしまうと、紫外線はそのまま肌の奥まで浸透してしまうのです。
外出の時間の20分前には、日焼け止めを塗り終えるようにしてください。
そうすることで、玄関のドアを開けた瞬間から最大効果を発揮してくれますよ。
◎日焼け止めに欠かせない、SPF・PA値
また、日焼け止めを購入する際には、SPFやPA値にも気を配るのが良いでしょう。
通勤や買い物、ドライブなど、日常生活での使用であれば、SPAは20程度、PAは+程度で充分です。
あまりに値が高いものを選ぶと、逆に肌にとって負担となってしまうのでご注意ください。
SPFやPAは、それぞれ「UV-A」「UV-B」を防ぐ効果の高さの指標です。
日常浴びる分の紫外線であれば、いくら夏であっても、最小値のもので充分なのです。
SPF50、PA+++のような最大値を謳っている商品は、レジャーに最適です。
例えば海水浴に出掛ける際や雪山でのスキーなど、紫外線を多く浴びそうな特別な日は、値が高いものを選ぶようにしましょう。
なお、日焼け止めは、定期的に塗り直すようにしてください。
一般的には2時間から3時間おきに塗り直すのが最適といわれています。
いくら朝にしっかり塗っても、汗や皮脂で知らず知らずのうちに落ちているものですので、外出時には日焼け止めを1本バッグの中に常備しておくと安心でしょう。
◎日焼け止めが紫外線を防止する仕組み
また日焼け止めの中の、紫外線防止成分についてもお伝えします。
紫外線防止成分には2種類あり、ほとんどの商品は、「紫外線散乱剤」「紫外線吸収剤」のどちらかを使用しています。
使用するなら、できるだけ肌に良い商品を選びたいですよね。
肌への負担が少ないのは、「紫外線散乱剤」を使用している日焼け止めのほうです。
肌の上でバリアを張り、紫外線を跳ね返すので、肌への負担はほとんどありません。
しかし「紫外線吸収剤」のほうは、肌の上で紫外線を化学変化させるため、人によっては赤みやかぶれの原因になりますのでご注意ください。
◎まとめ
意外と知らない、日焼け止めのアレコレ。
日焼け止めの性能を熟知すれば、一番ベストな方法で、間違えがない紫外線対策ができることでしょう!