強い抗酸化作用をもつビタミンとして知られるビタミンE。
そんなビタミンEは美容にとっても大切なビタミンです。
ビタミンEってどんなビタミンで私たちにとってどんな役割をしてくれているのでしょうか?
知っているようであまり知らないビタミンのこと。
今日はビタミンEについて解説いたします。
ビタミンEとは?
ビタミンEは脂溶性といって油脂に溶けるビタミンの1種です。
ビタミンEと一口に言っても、トコフェロール類とトコトリエノール類に分類されたのち更に細分化していくと全部で8種類もの種類があります。
食べ物に存在するのはほとんどが、αトコフェロールとγトコフェロールの2種類です。
ビタミンEを多く含む食べ物としてアーモンドがよく知られていますが、その他ではひまわり油や西洋かぼちゃ・アボカドなどにも含まれています。
またうなぎの蒲焼きにもビタミンEは多く含まれているのです。
ビタミンEの役割
ビタミンEには老化の原因や病気の原因になると言われている活性酸素から身体を守ってくれる抗酸化力という働きをもっています。
美容にとってもビタミンEは嬉しい役割をしてくれます。
ビタミンEは毛細血管を拡張してくれる効果があるので血液が肌の隅々まで届くようにサポートしてくれます。
肌の隅々まで血液がいきわたると必要な栄養素や酸素がしっかりと肌まで届くため肌荒れの解消にもなります。
またビタミンEは、女性ホルモンの分泌を調整してくれる働きもあるため、月経前症候群や生理痛・生理不順にも効果が期待できます。
女性にとっては嬉しい役割をしてくれるビタミンなのです。
ビタミンEが不足するとどうなるの?
ビタミンEが不足すると、溶血性貧血になります。
溶血性貧血とは赤血球の細胞膜が壊れやすくなるために貧血や脾腫(ひしゅ)・黄疸(おうだん)といった症状がでるものです。
ビタミンEが不足すると血流が悪くなるので肩凝りや冷えの症状が出てきたりします。
また血流が悪くなり、身体が冷えると顔がくすんで見えてしまったり、お肌のターンオーバーが崩れてしまい肌荒れの原因にもなり得ます。
しかしながら、過剰摂取してしまってもよくありません。
日常の食生活では心配ありませんが、サプリメントで補う場合は1日の容量を守る必要があります。
積極的に摂っていただきたいビタミンの1つなので、おやつにアーモンドを足すなど意識してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ビタミンEは私たちにとって、とても嬉しい働きをしてくれるビタミンです。
ビタミンEは、ビタミンAとビタミンCと合わせて「ビタミンACE(エース)」と呼ばれます。
このビタミンA・ビタミンCはビタミンEと合わせて強い抗酸化作用をもつ代表的なビタミンです。
ビタミンEとビタミンAは細胞膜で、ビタミンCは血液中で活性酸素などから体を守ってくれています。
これらを合わせて摂取することがより望ましいため、緑黄色野菜を植物油で炒めて食べるのがおすすめです。
ぜひ普段の食生活で上手く摂取して美容と健康を手にいれましょう!